≪接着・原賀塾≫
講師:(株)原賀接着技術コンサルタント
首席コンサルタント、工学博士
原賀康介
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< 目 次 >
<第1回> (2024年2月2日掲載)
「接着・原賀塾」の開講に当たって... 2
1.接着の品質確保は世界的に要求されている... 2
2.接着は<特殊工程>の技術... 3
<第2回> (2024年2月10日掲載)
3.<高信頼性・高品質接着>とは... 5
4.<高信頼性・高品質接着>を達成するためには... 5
<第3回> (2024年2月20日掲載)
5.接着設計技術、接着生産技術における要素技術と検討内容... 7
5.1 接着設計技術... 7
(1)機能設計... 7(2)材料設計... 7(3)構造設計... 8
(4)工程設計... 8(5)設備設計... 9(6)品質設計
<第4回> (2024年2月27日掲載)
<第5回> (2024年3月9日掲載)
6.高信頼性・高品質接着達成のための開発段階での作り込みの<目標値>
<第6回> (2024年3月20日掲載)
(5)凝集破壊と界面破壊の信頼性(内部破壊発生開始強度)
(6)界面破壊が生じる原因 (7)材料破壊について
<第7回> (2024年3月28日掲載)
6.2 ばらつき
(1)ばらつきの程度を表す指標<変動係数Cv>
(2)変動係数Cvの作り込みの目標値
(3)変動係数の大きさと破壊状態の相関性
(4)変動係数とばらつきの大きさ
(5)変動係数の要求値は時代と共に変化している
(6)信頼性や品質向上には、平均値を上げるより変動係数Cvを小さくするのが良い
(7)ばらつきには接着試験片の出来栄えも影響する
(8)変動係数Cvを求めるためのサンプル数
6.3 必要強度
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<第8回> (2024年4月6日掲載)
7.初期室温での必要強度と必要Cv値を簡易に求める<Cv接着設計法>
7.1 <Cv接着設計法>とは
7.2 設計するときに知りたいこと
7.3 設計するときに考えねばならないこと
7.4 <設計許容強度>の低下要因と考え方
(1) 接着強度の分布の形
(2) 接着部に加わる力と発生不良率
(3) 要求信頼度 - 許容不良率 と 許容不良率の上限強度p -
(4) ばらつきの指標 - 変動係数Cv と ばらつき係数d -
<第9回> (2024年4月13日掲載)
(5) 工程能力指数Cp ,CpL
(6) 工程能力指数CpL から 信頼性指数R へ
(7) 信頼性指数R,許容不良率F(x)、ばらつき係数d,変動係数Cv の関係
(8) 劣化による接着強度の低下とばらつきの増大
(9) 接着強度の温度依存性 -温度係数-
(10) 接着強度を破断強度で考えてはいけない -内部破壊と内部破壊係数-
(11) 安全率
<第10回> (2024年4月21日掲載)
7.5 <設計許容強度>の低下要因と考え方 -まとめ-
7.6 必要な<初期室温平均値μR0>の算出式
7.7 【補足】 (14)式、 (15)式の求め方
7.8 計算例
7.9 (参考)界面破壊で変動係数が大きい場合の計算例
7.10 <Cv接着設計法>のExcel計算シート
7.11 最後に考えること
(1) 必要な接着強度と部品自体の強度の関係
(2) 接着部の構造設計
(3) 凝集破壊率の向上
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<第11回> (2024年5月5日掲載)
8.ばらつきの少ない引張せん断試験片の作製方法
8.1 対象試験片
8.2 接着強度のばらつきに影響する因子
8.3 試験片の作製方法
(1) 準備するもの
(2) 試験片作成の手順
<第12回> (2024年5月16日掲載)
(2) 試験片作成の手順 (つづき)
8.4 引張りせん断試験時の注意点
(1) 支持体の取り付け
(2) チャック間距離
(3) チャッキング
(4) 引張速度
(5) 測定時の温度
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<第13回> (2024年5月26日掲載)
9.凝集破壊率を高くするには
9.1 接着における結合の種類
9.2 分子間力による結合
(1) 分子間力
(2) 水素結合
(3) 極性基
(4) 表面張力と表面自由エネルギー
(5) 表面自由エネルギーが高い表面は水で覆われている
(6) 表面の吸着水と接着剤との水素結合
(7) 接着剤と被着材表面との分子間の距離
(8) 接触角、表面濡れ指数
(9) 接着に必要な表面自由エネルギーはどのくらいか
(10) 空気中にあるものの表面自由エネルギーは接着に十分か
<第14回> (2024年6月6日掲載)
9.3 凝集破壊率を向上させるには (その1)界面での結合力を強くする
(1)弱境界層(WBL層)を除去する
(2)表面自由エネルギーが低くなった表面層を除去する
(3)表面積を増やす
(4)表面に極性基を付与して表面自由エネルギーを高くする <表面改質>
(5)表面を安定化させ、接着剤との結合性を向上させる
<第15回> (2024年6月16日掲載)
(6) 界面での接着欠陥部を無くす 接着剤と被着材表面の分子同士の距離を近づける
9.4 凝集破壊率を向上させるには (その2)界面に加わる応力を低減する
(1) 内部応力の発生
(2) 外力による<応力集中>
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<第16回> (2024年7月1日掲載)
10.硬化した接着剤の物性
10.1 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
10.2 ガラス転移温度Tg
10.3 粘弾性体
(1)弾性体、粘性体、粘弾性体
(2)クリープ
(3)応力緩和
(4)速度依存性
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<第17回> (2024年7月16日掲載)
11.接着の内部応力
11.1 内部応力によって生じる不具合
(1)接着特性の低下
(2)接着される部品の機能・特性の低下
11.2 内部応力の種類
11.3 接着剤の硬化に伴って生じる<硬化収縮応力>
(1)硬化収縮応力とは
(2)硬化収縮応力による被着材の変形
(3)硬化収縮応力の発生過程
(4)体積収縮率と線収縮率
(5)硬化収縮応力に影響する因子と低減法
<第18回> (2024年8月1日掲載)
11.4 加熱硬化後の冷却過程で生じる<熱収縮応力>
(1)熱収縮応力とは
(2)熱収縮応力による被着材の変形
(3)熱収縮応力による接着部や被着材の破壊
(4)熱収縮応力の発生過程
(5)加熱硬化後の<内部応力>に影響する因子と低減法
<第19回> (2024年8月18日掲載)
11.5 使用中の温度変化で生じる<熱応力>
(1)熱応力とは
(2)温度による<熱応力>の変化
(3)<低温>には要注意
(4)熱応力に影響する因子と低減法
11.6 吸水によって生じる<吸水膨潤応力>
(1)<吸水膨潤応力>とは
(2)接着剤の吸水膨潤による被着材の変形
(3)吸水した状態での高温、低温使用によるはく離
(4)被着材の吸水膨潤による変形とはく離
<第20回> (2024年9月2日掲載)
11.7 被着材の変形によって生じる応力
(1)部品全体の温度むらによる変形
(2)はめ込み接着における部品の変形
(3)部品内部の温度勾配による変形
(4)部品のスプリングバックによるクリープ力
<第21回> (2024年9月16日掲載)
(5)異種材料の嵌合接着におけるクリアランス(接着層厚さ)の変化
1)線膨張係数が 軸部品A>穴部品B の場合
2)線膨張係数が 穴部品B>軸部品A の場合
3)嵌合接着での内部応力に影響する因子と対応策
<第22回> (2024年9月29日掲載)
11.8 内部応力に影響する諸要因
(1)接着部の構造
(2)部品の剛性(厚さ)、接着剤の収縮率と弾性率
(3)隅肉接着
(4)接着層厚さの不均一
<第23回> (2024年10月15日掲載)
(5)接着剤のはみ出し部
(6)接着剤の硬化
1)短時間硬化
2)急速加熱、急速冷却
(7)接着剤の後硬化
(8)ヒートサイクルによる応力緩和
<第24回> (2024年11月5日掲載)
11.9 内部応力の評価法
(1)内部応力測定装置(Custron)を用いる方法
(2)バイメタル法
(3)ストレインゲージ法
<第25回> (2024年11月15日掲載)
(4)区分的線形解析による方法
1)区分的線形解析法による硬化収縮応力の算出法
2)硬化過程での弾性率の経時変化の測定法
3)硬化過程での硬化収縮率の経時変化の測定法
4)区分的線形解析を用いた硬化収縮応力の算出例
5)区分的線形解析の有限要素法への適用
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<第26回> (2024年12月1日掲載)
12.接着の耐久性(劣化)
12.1 接着部の劣化と要因
(1)接着部の劣化とは
(2)劣化すると特性の低下だけでなくばらつきが増大する
(3)接着部での劣化箇所
(4)劣化の要因
(5)界面や接着剤には間隙がある
(6)接着部は必ず劣化するのか
<第27回> (2024年12月16日掲載)
12.2 熱劣化
(1)熱劣化とは高温の酸素による劣化
(2)高温の酸素による劣化モード
(3)空気中での10年間の熱劣化試験の例
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