≪セミナーのご案内≫

 弊社では、企業でのプライベートセミナー・講演も行っています。詳細は、弊社までお問い合わせ下さい。

 

 弊社のセミナーは、接着剤を用いて機器を組み立てる接着剤ユーザーが直面する課題解決と、接着された部品の耐久性、信頼性、品質の確保と向上に主眼をおいたものです。

 50年間にわたって接着技術の開発と実用化に携わってきた講師が、単なる理論の解説ではなく、豊富な経験と自ら行った多くの実験データーに基づいて、体系的、論理的に説明するので、単なる知識の習得にとどまらず、課題解決のための目標値と考え方、実践的手法を習得できます。

 各種の機器組立に携わる技術者はもちろん、接着剤メーカーの技術者にも好評を博しています。

 接着の初心者からベテラン技術者まで、それぞれのレベルに必要な技術を習得することができます。

 同一企業からの継続的受講やリピーターの多さも、大きな特徴となっています。

 

 ほとんどのセミナーでは、テキストのほかに解説書籍を配布していますので、受講中の不明点の確認、時間的に十分に説明できなかった部分の補強、実践への活用がスムーズに行えます。

 受講者へのアフターケアとして、メールでの各種技術質問への無料対応も行っていますのでご活用下さい。

 

************** 2024年度 ***************

【4】≪無料セミナー≫

  『高信頼性・高品質接着を達成するための凝集破壊の重要性』

 

 7月31日(水)15時から、日本プラズマトリート(株)とのコラボで、下記セミナーを開催いたします。
 約1時間程度のセミナーで、どなたでも≪無料≫でご参加いただけます。
 周囲の方々にもお知らせいただいて、多くの方々にご聴講頂きたいと思っております。

日  時 : 2024年7月31日(水)15:00~ 約1時間(Q&Aを含む)
タイトル : 『高信頼性・高品質接着を達成するための凝集破壊の重要性』
講  師 : (株)原賀接着技術コンサルタント 首席コンサルタント 原賀康介
方  式 : ZoomによるWEB開催
お申込み方法 : 下記URLからお申込み下さい。
         https://www.plasmatreat.co.jp/ja/plasmatreat-webinar/hsc-5697/

 

講演概要 : どんなに接着強度や耐久性に優れていても、それだけでは高信頼性・高品質接着ができているとはいえません。接着特性のばらつきが小さい、不良率が低い、さらには、生産性やコストにも優れているという点を兼ね備えていなければなりません。

 上記を満足させるためには、界面破壊を減らして凝集破壊率を高くすることが基本です。

 凝集破壊率を向上させるためには表面改質は必須の技術となっています。

 ここでは、接着強度のばらつき、内部破壊発生開始強度、疲労特性、接着部に加わる力に対する初期の必要強度の倍率などにおける凝集破壊率向上の必要性と達成法について説明します。

 

トピックス:

 求められる高信頼性・高品質接着

 破断強度のばらつき

 内部破壊発生開始強度

 疲労特性

 凝集破壊率向上の必要性と達成法

 

 ご質問があれば、ZOOM登録ページの「質問とコメント」欄にご記入ください。ウェビナー内で取り上げてご回答させていただきます。

 ただし、いただいたご質問が多い場合には、全ての質問に対してお答えすることが出来ない場合があります。また、配信日が近づいてのご登録の場合やご質問の内容によっては、ご回答を控えさせていただく場合がございます。

*特定のプロジェクトに関するご質問にはお答えできません。

 

-------------------------------------------------------------------------------------

講師:原賀康介

主催:日刊工業新聞社 

講師紹介割引:有り

詳細:内容、目次、受講料、お申し込み方法等の詳細は、こちらをご覧ください。

講師紹介割引:ご希望の方は、原賀康介 haraga-kosuke@kcc.zaq.ne.jp まで、メールでお問い合わせください。

 

【習得できる知識】

・高信頼性・高品質接着達成のための基本条件と目標値

・接着のメカニズムと目標値の達成方法

・接着の内部応力と低減法

・劣化のメカニズムと評価のポイント

・初期に必要な接着部の強度とばらつきの求め方

 

【受講対象者】

・部品・機器の設計・生産・品質関係技術者

・これから接着に関わる技術者、すでに実務で接着に携わっている技術者、接着で問題を有している技術者など、初心者から中堅技術者まで

・部品・機器組立用接着剤メーカーの技術者 

 

【セミナー目次】

第1章 ⾼信頼性・⾼品質接着の作り込みの必須条件と開発段階で達成すべき目標値

 1.高信頼性・高品質接着とは

 2.必須条件と開発段階での作り込みの目標値

  (1)凝集破壊率をどのくらいにすべきか

   凝集破壊率、界面破壊が生じる理由、内部破壊

  (2)ばらつきをどの程度に抑えるべきか

   変動係数、凝集破壊率と変動係数の関係、

  (3)初期に必要な接着強度を確保する

 

第2章 接着のメカニズムと目標値達成のための方法

 1.接着の過程

 2.接着のメカニズム

  (1)分子間力

  (2)どうやって分子間の距離を近づけるか

  (3)分子間力を左右する表面自由エネルギー(表面張力)

  (4)各種材料の表面張力と接着のし易さ

  (5)必要な表面張力はどのくらいか、測定法は

 3.表面張力を高くする表面改質

  (1)目的

  (2)表面改質法 ―ドライシステム―

  (3)改質メカニズム

  (4)改質事例

  (5)表面改質時の湿度の影響

  (6)改質後の接着可能時間

 4.プライマー、カップリング剤処理の効果と注意点

 5.表面粗面化の効果とマイナス効果

 6.接着の脆弱箇所はどこか

 

第3章 異種材接着の重要課題:「内部応力」

 1.内部応力で生じる不具合

 2.内部応力の種類と発生メカニズム

  (1)硬化収縮応カ

  (2)加熱硬化後の冷却による熱収縮応力

  (3)使用中の温度変化による熱応力

  (4)吸水膨潤応力

  (5)被着材の変形による応力

 3.応力緩和

  (1)粘弾性特性

  (2)応力緩和のメカニズム

 4.異種材接着における内部応力による不具合

  (1)各種の変形のモード

  (2)嵌合接着における不具合

 5.内部応力に影響するその他の因子

  (1)接着部の構造

  (2)接着剤の塗布量、塗布位置

  (3)接着剤の物性、部品の厚さ(剛性)

  (4)接着剤の短時間硬化、後硬化

 6.内部応力の評価法

 7.内部応力の低減策

 

第4章 接着耐久性

 1.接着接合部における劣化箇所

 2.代表的な劣化の要因

 3.接着劣化のメカニズム

  (1)熱劣化

  (2)水分劣化

  (3)光劣化

  (4)クリープ劣化

  (5)冷熱サイクル劣化

 4.耐久性評価における注意点

  (1)水分劣化における接着部の形状・寸法の影響

  (2)吸水後の乾燥による接着強度の回復(乾燥可逆性)

  (3)応力と水分の複合劣化

  (4)冷熱繰り返しデータの考え方

  (5)繰り返し疲労試験に影響する因子

 5.耐久性評価試験の目的と種類

 6.接着耐久性の長期寿命予測法

  (1)寿命予測の鉄則

  (2)長期劣化の予測法

   熱劣化、水分劣化、屋外暴露、クリープ劣化、疲労耐久性

 

第5章 初期の接着部の必要強度、必要Cv値を簡易に見積もる『Cv接着設計法』

 1.『Cv接着設計法』とは

 2.『Cv接着設計法』の構成要素と考え方

  (1)許容不良率

  (2)ばらつき

  (3)劣化

  (4)内部破壊

  (5)使用温度

  (6)安全率

  (7)負荷荷重

 3.初期の必要強度とCv値の算出式

 4.計算例

 5.Excel計算シート

-------------------------------------------------------------------------------------

 

株式会社 原賀接着技術コンサルタント